日常に氾濫する由無し事を、そこはかとなく考察することを目的としつつ、世の中を真実をおっさんなりに考えるものです。
珍しい味
おみやげ。自分用。

その土地でしか食べられないもの。郷土料理なり名産品なりがそれに当たるけど。どこかしらに行ったときは出来るだけ食べるなりお土産用に買ったりしている。例えばこの前行った宇都宮、一応餃子を食べたりしたし。静岡ならうなぎパイとか。

この前行った小松基地航空際、の際に寄った金沢。実はもう何回も行った場所。兼六園も行ったことあるし。ところが意外とちゃんとしたお土産を買っていない。次の場所に行くための経由地だったりするからお土産が買いにくくて… 

それでも一応は金沢駅の名品街、確か百番街だったか、そこは一通り見て回ったことがある。さすがは城下町だけあって和菓子はたくさんあった。それ以外では”巻鰤”とか。なんて言うか”生節”みたいな感じ?

実はここで重要な名物をすっかり見落としていた。後で新聞か何かで見たときは悔しいのなんのって。なんせ日本全国でもここ金沢の一部でしか製造すら許されていない名産があったなんて全く知らなかった。そう、”ふぐの子”

猛毒のあるふぐの卵巣(←確かテトロドキシン)を糠漬けにして数年掛かると毒が抜けるという脅威の珍味。しかも毒がなくなるプロセスが良くわかっていないので製法も昔のままを維持しなければいけない、という逸品。

そんなすごい名産品のことをちっとも知らなかったのは金沢の人に申し訳ない。で、次に金沢に行ったときは必ず買おう、と思っていて今回の金沢行き。ここはもう買うしかないでしょう。それで小松基地航空際の帰りに金沢駅で降りて買い物。

いろいろな人のためにお土産を買う。さっき言った”巻き鰤”もそう。で、”ふぐの子”もそうなんだけど… さすがにこれは自分用。やはり良くわからないものを人にあげる、っていうのは難しいし、第一警戒するだろうし。

そんな感じで”ふぐの子”を探す。あった。小さいけど値段は高め、だよな。でも正直に言うともっと値段は高いものだと思っていた。でもほとんどの人は見向きもしない。”うに”とか”いくら”にはお客さんは寄っていくのに。そ、そんなもんなのか?

まあいい。とりあえず買おう。ん?”ふぐの子”って糠漬けと思っていたけどなんと粕漬けのものもある!知らなかった。ここは定番の糠漬けを買うか、それとも無難(←私の中では、ってことで)な粕漬けにするか。

何にも考えていないので両方買ったけど。ちなみに糠漬けだろうと粕漬けだろうと価格差なし。重さで価格が違う。そりゃそうだろうな。卵の大きさが同じわけは無いし。結局は自分用のお土産が一番高額だったり。まあとりあえずは楽しみにしていた。

この”ふぐの子”って基本的に酒の肴とかだそうな。確かに日本酒とか良さそう。とりあえずはご飯のおかずにしよう。きちんとご飯を炊いた。ここで重大な問題が。さて、糠漬けと粕漬け、どっちから食べるべきなんだろう?

ここは何も考えず大きさで。粕漬けの方が大きさが小さかったのでこちらに。説明書きには水洗いせずに糠を落として薄く切ってそのまま食べるか蒸し焼きに、ってことだけど… これって粕漬けだけど何なちがうのかな?

粕を落とす。って言っても糠と違って食べれないこともないから大丈夫か。大きさは明太子より大きいくらい。ちょっと固め。薄く切ろうとするけど… うまくいかない。のこぎり挽きって感じでゴリゴリ薄く切ってみた。

ふぐのこ

こんな感じで皿に並べてみる。こんな感じかな?なんか別のわけのわかんないものに見えるかも知れないけど。ごはんも炊き上がったし。そんなわけでいただきます。炊きたてのご飯の上にふぐの子をのせて一口、食べてみた。

うーん。粕漬けだな。卵自体はちょっと固め。なんか寿司ネタで同じようなものがあったはずだけど名前が出てこない。おいしい、というよりは珍味だよな、と思った。ちょっと味が濃い目だから一切れをもっと小さく切ったほうが良かったかも。

テーマ:酒の肴 - ジャンル:グルメ